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体にとっては、必要な栄養素の「糖」がなんらかの理由で、
正常に代謝されなくなり、血中や尿のなかに異常な濃度で
残留する病気です。さまざまな合併症を引き起こす危険の
高い病として、広く知られています。
尿に糖が混じる状態は、一定のレベル以上の比較的重いと
きだけですが、病態の一部をとって、糖尿病と呼ばれてい
ます(尿に糖が混じることだけを指すのではありません)。
血液中に含まれるブドウ糖濃度(血糖値)は、健康な人で
あれば、吸収と代謝でバランスを取り、常にほぼ一定に維
持されています。脳にとっては、糖が唯一のエネルギー源
です。また、脳に限らず、他のあらゆる臓器や細胞は糖を
主たるエネルギー源としており、常に血中に一定の量が含
まれていることが、健全な人間の活動には必要となってき
ます。ところが、糖尿病では、このバランスが崩れて糖の
濃度が必要以上に、一時的に又は慢性的に上昇してしまっ
ている状態です。
世界でも2億人に近い患者が罹患していると推測されていて、
さらに10年後、20年後には飛躍的に増加すると見込まれて
います。糖などの栄養価の取りすぎと、運動などによる代
謝のバランスが関係していることから、飽食化と体を動か
す機会を失いがちな先進国の都市部で特に増えています。
食文化の急激な変化も原因の一つといわれており、日本で
は700万以上が実際に罹患し、疑いも含めると1000万に迫る
と言われています。
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